自作 の デサルフェーター を1年間取り付けた バッテリー を測定
ホームセンターで買った 最安の車のバッテリー(40B19)に自作のデサルフェーターを取り付けて1年経過。バッテリーテスターで測定してみた。
バッテリーテスターの設定は1年前と同じ270CCA。
測定値を見ると数%悪化しているように見える。
最近はちょい乗りが多いので そのせいなのか。本当に劣化しているのか。
デサルフェーターの効果で劣化が抑えられているのかいないのか。
比較できないのでなんともよくわからん。
とりあえずはバッテリーテスターを見る限り 交換の必要は無さそうだ。
次の確認はまた1年後かな。
ベランダ ソーラー システム を 自作 してみた
ソーラーパネルを使った オフグリッドが面白そうだったので10Wのソーラーパネルと12V 10Ahのリチウムイオン電池でスマホの充電と LED照明に使って実験していた。
使っていたのはこれら。
いろいろ 具合が分かってきたので 規模を拡大することにした。
買い揃えたのが以下のもの。
集合住宅なので 使えるソーラーパネルは限られる。
ベランダで使えそうなものを探したところ 手すりに取り付けるのに丁度よさそうな細長い 50Wのソーラーパネルがあった。
買ったのは効率の良さそうな サンパワー ETFE 50W ソーラーパネル。
Aliexpressで8500円。
コントローラは効率の良い MPPT方式のものにした。
MPPTの偽物が多くて閉口したが ちゃんとしたものもあった。
買ったのは EPEVER Tracer 2206AN と USB通信ケーブル。
Tracerの細かい設定はパネルから出来ないので通信ケーブルが必要。
Aliexpressで5800円。
選択に苦労したのがバッテリー。
鉛バッテリーは安価だが浅い充放電で使わないと劣化が早く進んでしまう。
そして 充電中は水素を発生するので屋内にバッテリーを置きたくない。
そうなると リチウムイオン電池が選択肢になる。
国産のリチウムイオン電池は一般人には手に入りにくくて高価。
中国のリチウムイオン電池は偽物が多いので見極めるのは大変。
いろいろ調べ LifePO4 (リン酸鉄リチウムイオン) の電池にたどりついた。
18650のリチウムイオン電池は偽物が多いが LifePO4の偽物はまだ少ない。
LifePO4のエネルギー密度は低いが安全性が高く 数千回の寿命がある。
充電中に水素は発生しないので 屋内に置くのにちょうど良い。
買ったのはコスパが良さそうな 3.2V 100Ah 4個。
Aliexpressで27000円。
貯めた電力は スマホの充電と LED照明に使っただけでは余ってしまう。
ノートPCにも使うことにした。
ノートPCの電源は21Vなので バッテリーの電圧を21Vに昇圧する電源が必要。
DC 400W 15A ステップアップコンバータがあったが実力は半分以下だろう。
Aliexpressで500円。
今まで使っていたコントローラは USB端子があったが Tracer2206ANには無い。
DC5Vのステップダウンコンバータも必要。
Aliexpressで350円。
リチウムイオン電池は3.2Vなので 直列接続で12Vにする。
直列接続すると電池のばらつきが問題になり 電池の仕様を外れる可能性がある。
電池はエネルギーの塊なので安全が重要。仕様外の使い方は避けたい。
電池のばらつきを無くすためバランサーを使うことにした。
バランサーは2種類あり 安価なのは電圧の高い電池を抵抗器で放電し熱にする。
高価なのは 電圧の高い電池から電圧の低い電池にエネルギーを移動する。
高価といっても+1000円ぐらい。ずっと使うので効率の良い高価なほうを買った。
Aliexpressで1800円。
電池の電圧を監視できるものが無いか 探してみたところ面白いものがあった。
サバゲーで使う電池用のバランサーで 各電池の電圧が見えるものだった。
中身は抵抗器で放電するするバランサー。自分は電圧測定のみ使用。
Aliexpressで800円。
バッテリーの容量が10Ahから100Ahになったので インバータも欲しくなった。
ふるさと納税の返礼品にあった。
三重県伊賀市に17000円の寄付。去年は15000円だった。
以上のものを以下のように接続。実際はブレーカやヒューズも使用。
リチウムイオン電池の電極がむきだしでは危険なので 何か入れ物が必要。
ちょうど良かったのが 無印良品のメイクボックス。
4つのリチウムイオン電池を ラップで巻いて メイクボックスに入れた。
取っ手の穴は電線の通り道になって ちょうど良かった。
リチウムイオン電池とバランサーを配線し メイクボックスに入れたところ。
なんとなく 爪付きヒューズをつけてる。
バランサーを拡大
バランサーの効果かリチウムイオン電池の電圧が揃ってる。
メイクボックスの蓋をしたところ。
リチウムイオン電池は配線用にM6のボルトを付属してる。
しかし ボルトを使うとメイクボックスの蓋にギリギリぶつかってしまった。
蓋で短絡しないので気にしなくても良いが、念のため背の低いプラスネジに交換。
蓋の上にコントローラを乗せてリチウムイオン電池を配線したところ。
縦横は蓋のほうが大きいが四隅が丸くて蓋の内側にコントローラは入らなかった。
そのため 蓋の上にコントローラが乗っかることになってしまった。
乗っかっているだけだと滑って落ちてしまうが、コントローラのネジ穴にネジを挿しておくと蓋に引っかかって落ちなくなった。
ひとまず このまま使ってみることにする。
現在のコントローラの設定。
何が正解か良くわからん。
コントローラの上に100均のPSクリアケースを乗せて埃除けにしている。
コントローラの放熱を考えると 良くないかも。
残るはソーラーパネルの設置。
62x40cmのワイヤーネットを2つ使った。
40cmを25cmと15cmで折り曲げるとソーラーパネルを30度にできる。
折り曲げたワイヤーネットにソーラーパネルを取り付ける。
そして、ワイヤーネットをベランダの手すりに取り付ける。
カラー針金で固定。思ったよりガッチリ固定できた。
総額 5万円弱だった。
日本のショップで揃えるより 時間はかかったが安上がりだった。
個人輸入のやり取りも含めて面白かった。
他の人にお勧め出来るものでは無いが、何か参考になれば幸いです。
あとがき
大容量のリチウムイオン電池を使った電気工作です。
誤配線や電池の短絡は大事故の可能性があります。
電気の知識をお持ちで無い方は 安易に真似しないでください。
実行は自己責任です。私は責任を負えません。
3000V 150pF 高圧バリコン の購入
MLA(マグネチックループアンテナ)の自作用に高圧バリコンが必要になった。
バリコンの自作を考えたが動かして使うものは自分には手に負えない。
7MHz以上で50Wの送信に使えそうなものを購入することにした。
バリコン自体が入手難で、さらに高圧用となるとさらに入手難に。
ヤフオクで程度の良い物はそれなりの値段になってる。
受信だけなら程度が悪くても良いが、送信で無線機が壊れるの避けたい。
海外の高圧バリコンなら今でも新品が手に入る。
送料を含めると1万5千円ぐらいが相場だろうか?
そうなると日本の完成品MLAを買ったほうが良くなってくる。
アンテナは自作したいので1万円以下で無いものかと探してみたらebayにあった。
3000V 150pFが送料込みで約9千円。
理想は200pFだがループの長さや形状を工夫すれば150pFでもどうにかなる。
送信電力50Wならバリコンの電圧が約2000Vなので公称3000Vなら平気だろう。
11/8に注文、12/9に中国から到着。
お世辞にも綺麗とは言えないが新品みたい。
商品の画像に無かったつまみが付属していた。
商品のサイズが不明だったので測ってみた。
このバリコンの詳細を知りたい方の参考になれば幸いです。
追記:シャフトは5mmです。
中国製 USB オシロスコープ の ISDS205C を購入してみた
仕様は似ているが同じでは無い。
入力カップリングが 6022BEはDCのみ ISDS205CはACとDC
垂直軸のレンジが 6022BEは20mV/div~5V/div ISDS205Cは10mV/div~10V/div
水平軸のレンジが 6022BEは1ns/div~5000s/div ISDS205Cは1ns/div~100ms/div
ISDS205Cの仕様が劣っていると思ったら、遅い時間は使うアプリが違ってた。
トリガタイプがISDS205Cだけ両エッジがある。
自分的にポイントが高いのは次の2点。
入力カップリングにACとDCがある
垂直軸のレンジに10mV/divがある
Hantekは製品数が多い。ホームページ、マニュアル等がしっかりしている。
Instrustarは USBオシロスコープだけ。ホームページやマニュアルは雑な感じ。
製品の安心感は6022BLにあるが、機能重視でISDS205Cを選んでみた。
Aliexpressで6000円のショップで注文。18日間で届いた。
外箱は潰れることなく無事到着。
付属CDは本体の下に埋もれてる
中も無事と思ったらプローブが入っていない。
中身を撮影しショップに連絡したら、謝罪とプローブを発送する連絡が来た。
紙のマニュアルは入っていないのでホームページからダウンロード。
書いてあるのは仕様とアプリの簡単な説明だけ。
付属CDの中は古いので最新版のアプリをホームページからダウンロード。
Windows10のPCにすんなりインストール出来た。
オシロスコープのアプリでSPI通信の波形を見てみた。
動作しているようで良かった。
入力を50Ωで終端し垂直軸を最大感度にしてみた。10mV/div
CH2に少しオフセットがあった。
オフセットは設定できるので問題にはならないだろう。
次にロジックアナライザのアプリを使ってみた。
オシロスコープで見たSPI通信をロジックアナライザで見た。
これも動作しているようで良かった。
画像は8chだが 設定すれば16chまで表示する。
マニュアルに Saleae のロジックアナライザのソフトに対応となってる。
最初は謎だったが、いじくりまわしたら分かった。
ISDS205C にスイッチがあり「Logic」と「Saleae Logic」の印字してある。
スイッチを「Logic」にして起動すると Instrustarのソフトが動く。
スイッチを「Saleae Logic」にして起動すると Saleaeのソフトが動く。
どういうことだろうと思ったら USBのVIDとPIDを変えていた。
スイッチを「Logic」にした時
スイッチを「Saleae Logic」にして Saleaeのアプリを入れた時
他社のVID PIDを使ってSaleasのソフトにタダ乗りしているということか?Aliexpressで500円で売っているロジックアナライザや
Hantek 6022BLもSaleasのソフトが使えてるネタが見つかる。
Saleasは対策しないのだろうか。してるけどいたちごっこなのか?
プロトコルアナライザは便利だなと思っていたら
さらに多機能のフリーソフトがあった。
PluseView https://sigrok.org/wiki/Downloads
PluseViewを使ったところ。
プロトコルアナライザの種類が多く、いろいろ表示してくれる。
これも8chまでしか表示しなかった。
プロトコル解析するとは PluseView を使うことにした。
6000円でここまで出来ればじゅうぶん。
Amazonだと10000円で売ってるみたい。
STM32F103C8T6 クローン の Blue Pill を STM32CubeIDE で使うための覚え書き
Aliexpressなら200円ぐらいで買える。たまに電子工作で使っている。
クローンCPUと説明して売っているショップは良いのだが、
説明の無いショップだと届くまでわからない。
安いところから買うと高確率でクローンCPUと思われる。
クローンCPUでもプログラムを書き込んで動かすだけなら問題ない。
問題は STマイクロ社が無償公開してる開発環境の STM32CubeIDE を使用時。
デバッグプローブ を ST-LINK GDB server にするとデバッグでエラーが出る。
デバッグの構成
エラーメッセージ
原因は先人達が調査済み。
CPU IDがオリジナルとクローンで異なるため STM32CubeIDEがエラーを出す。
オリジナルのCPU IDは 0x1ba01477
クローンのCPU IDは 0x2ba01477
真似するならキッチリ真似して欲しい。
大陸の人達はいろいろと中途半端。
対策方法は先人達が教えてくれている。
方法はSTM32CubeIDEをインストールしたフォルダの中にある stm32f1x.cfg というファイルの中を変更する。
インストールをデフォルトの設定で行っている場合は以下のフォルダ。
C:\ST\STM32CubeIDE_1.3.0\STM32CubeIDE\plugins\com.st.stm32cube.ide.mcu.debug.openocd_1.3.0.202002181050\resources\openocd\st_scripts\target
変更方法は2種類あった。
1つ目の方法は58行目の
set _CPUTAPID 0x1ba01477
を
set _CPUTAPID 0x2ba01477
に変更。
この方法はオリジナルとクローンでCPUに合わせて stm32f1x.cfg の変更が必要。
変更しないで済む方法がもう1つの方法で62行目の
swj_newdap $_CHIPNAME cpu -irlen 4 -ircapture 0x1 -irmask 0xf -expected-id $_CPUTAPID
を
swj_newdap $_CHIPNAME cpu -irlen 4 -ircapture 0x1 -irmask 0xf -expected-id 0
に変更。
CPU ID を無視するのでオリジナルとクローンで stm32f1x.cfg の変更が不要。
私は後者の方法にしている。
クローンCPUは stm32f1x.cfg を変更しても ST-LINK GDB server は使用不可。
OpenOCD を使用することになる。
デバッグの構成
中華 ST-Link V2 を使用する場合
モードのリセット:Software system reset の設定が大事。
(電子工作専科さんに感謝)
リセットがうまくいかないとエラーが出る。
タイミングを見てリセットスイッチを連打するとなんとなるとかならないとか。
Black Pill というCPUボードでも STM32F103C8T6 を使っているが
クローンCPUを使っているというネタを見たことが無い。
なんでだろう?
QS-2405CCBDA-15W という降圧コンバータの回路図を作成してみた
aliexpress で QS-2405CCBDA-15W という降圧コンバータを150円で買った。
似たようなのがいくつかあった。
その中で使用している部品を見たところ一番まともそうに見えた。
仕様はこれ
DC-DC Buck Converter 7-35V to 1.25-30V Step Down Power Module QS-2405CCBDA-15W | QSKJ
回路図をネットで探してみたが見つからなかったので回路図にしてみた。
合ってるかな?
電波時計 モジュール が欲しいので ニトリ の 電波時計 を買ってみた
aitendo で電波時計のモジュールが950円で売っている。
高く感じたので他を探してみたところニトリの電波時計の中に電波時計モジュールが入っているtwitterの画像があった。モジュールが入っていることを期待して買ってみた。
箱に充電池使用不可のマークがあったがダイソーのニッケル水素電池を入れてみた。
表示が薄くなる以外は動作に問題なかった。仕様外の使い方なのでたまたま動いただけかもしれない。ちゃんと単三電池を入れたら表示はクッキリと見やすくなった。
単三電池使用
ニッケル水素電池使用
画像だとニッケル水素電池でもそれなりに見えるが見る角度が変わると見えなくなる。
裏蓋を外したところ
左上に欲しかった電波時計モジュールがある。
電波時計モジュール
受信ICはチップはモールドで隠されて見えない。
基板に V G P TN F のシルク文字が見える。
aitendoの電波時計モジュールの説明にも同じ文字がある。もしかして同じでは?
V=動作電源
G=GND
P=Power ON制御、lowレベルでON状態
TN=TCON、ネガティブ信号出力
F=動作モード設定:lowレベル→40KHzモード;highレベル→60KHzモード
Blue Pill(マイコンボード)に接続するといろいろ遊べそう。